君たちが明日の光だ

好きなものが好き

17回目のお誕生日、ホームランの軌跡を追いかけたい

17年同じ事務所に所属して迎える日、アイドルとしてのお誕生日、17歳おめでとう。

 

所属してる事務所は変わらないのに、8歳の時とも、大学3回生の時とも違う立ち位置に立っていて、その時にはなかったグループに所属して、青を担う今迎える今日の日に、舞台に立って拍手を浴びていたんだなと思うとちょっと涙がこぼれそうです。おめでとう。光の中がいちばん似合ってるよ。私がその場にいられなくても、溢れんばかりの会場中の拍手を受け取ってくれていたら、あわよくば家から届けたいたくさんの人からの拍手もいつか届いたら嬉しいです。

『死ぬ直前まで舞台に立って、拍手を浴びること』何度だって引用するこの言葉が、本人の望む姿であり続ける間は、誰よりも大きな拍手をおくるつもりで会場に足を運びます。

 

 

”最後のチャンス”と自分が言うんだからそうなんだろうけど、見るたびに頭が痛くなる。最後のチャンスをつかんだところでようやく敷かれたレールに乗ったオタクのくせによく言うなとは自分でも気づいている。

でも本人はもう後がないなんて追い詰められ方じゃなくて、同じ失敗を繰り返さないよう反省メモを作って、配信ライブなら横一のスタートだからと喰らいついて、それでいてお仕事が決まったら「これに憧れてた、嬉しい」終わったら「楽しかった」なんて言う。敵わない。いつまでも憧れを現実にして新しい目標に向かって前に進む姿を見せてほしい。

『できるだけ丸みを出していきたい』って、以前にシンメから似たようなこを言われたことを覚えているんだろうか。丈さんが選ばれてきた時には大橋くんが一緒だったなんて、できすぎた話である。何kgも体重が落ちたとか、スカイツリーの話とか、さんざん辛かったこともあったのに、『大きな転機、自信になった』とまで言える経験に変えた2人は恵まれたご縁も含めて絶対に強い。いつまでもありがとうとごめんなさいが言えて実は頼って頼られている両輪でいてくれたらいいな。

 

『目隠し』『3列目の逆襲』『船酔いしてるみたい』いつだって丈さんの比喩は綺麗だけど、それだけすとんとこちらにも重さが伝わってくる。後出しじゃんけんでしか辛かったことは言わないところ、ポリシーなのかな。それを隠すのもさらけ出すのもアイドルとしてはどちらも正解だと丈さんが知っていることは8.8の件でよくわかった。そのうえで、「新しい子が入ってきて前に立つのも慣れていたけど、1列目の後に戻るのはしんどかった」と今言うのはきっと丈さんを見ているたくさんの後輩たちのためじゃないかとも思う。もしかしたら前にも後ろにも進めないと思っているかもしれない子たちのために、今度は俺が見てるからってメッセージなんじゃないかと、夏松竹のことを思い返したよ。真意はわからないけれど、追ってきた横山さんの背中を自分の背中に代えて後輩に示している丈さんのことなので。答え合わせはいつかまた。今の丈さんは前に進むしかない。前にも後ろにも進めない時と比べたらどっちがしんどいんだろうね。それはまた数年後に教えてくれるのかもしれない。

 

赤レンジャーだった丈さんをどうしても応援したかったけど。赤じゃないなんてわからないでほしい。だって赤だったじゃん。赤レンジャーになれる瞬間もあるって考えればいいのかなって、丈さんも諦めきれてないんでしょ。だって赤だったじゃん。ここがいちばん苦しかった。物わかりのいい丈さんが、それでも欲しがってるものがあるんだからどうしてもあげたいのにあげられない。別に色が赤じゃなくたって立ち位置がセンターじゃなくたって、アイドルはみんな誰かのセンターだってわかってはいる。そういうことじゃなくて丈さんを赤レンジャーにするためには何ができるのか。4番バッターとして送り出すために塁を埋めておくことができたらいいのに。私に何もできなくても、4番バッターが回ってくる瞬間は必ずある。17年で証明してくれたのかっこいいね。せめて、誰より大きな拍手をスポットライトで輝く君に。

 

もう見送る景色はいいと言い切ってくれたその覚悟に見合う風を送りたい。丈さんの力で打ったホームランを、場外に飛ばす追い風になれるくらい、すべてのお仕事を喜んで応援します。世界でいちばん幸せになってね。