俺節@東京 大野さんの言葉とラスト
2017.6.8〜10
お友だちのおかげで観劇できた俺節。
8日はマチソワのソワレ
9日はソワレだけ
10日はマチソワのマチネ
観る度に涙の出るタイミングが早まって
観る度に新たな発見があって
観る度にどのキャラクターも愛おしくなる
大切で大好きな舞台。
心のドアをノックどころか足で蹴破られて、
印象に残るシーンは全部。(アホ)
心を動かされたシーンは全部。(アホ)
もちろん緩急がしっかりあって、
しんどいけど笑いもたくさん。
涙もたくさん。
こんなにありがとうって思える舞台これからあるのかな。
だからとにかく思ったことブワー
すごい長さになったから第1弾
頭にこびりついた大野さんの言葉とラストシーンだけ。
セリフは忠実に覚えていたい派だし(無理だったけど)
自分の言葉で書いとくと後で見たときシーンが映像で浮かぶから。
いや。でも俺節は円盤化されるから心配しないで!!!(ただの希望的観測)(言霊)
●みれん横丁で会った大野さんとスナックで再び会うシーン
なんでいっつもオラの聴きたい歌がわかるんだ?弟子になります!!って土下座する。
おいおい!弟子にしてくださいは言われたことあるが弟子になりますってのは初めてだぞ?
師匠!師匠ではない!
師匠!師匠ではない!
師匠です師匠です師匠です!ではないではないではない!
師匠だって言ってるべ!!
大野さんを殴っちゃって
うわあ~ってなって後ろに走り抜けてひっこみ、走って出てきて歌い出す津軽海峡冬景色。
その歌を聴いた師匠が
「思いがうまく言葉にできなくて
やっと喉から出てきたら
歌になっちまったんだろ
お前…生きづらいだろそれじゃ」
「はい…」
ここまでのコージ見てたらへへって情けなく笑うと思ってたんだけど、はいって涙声で言うんだよね。歌しかないのに人前だとめぐせくて歌えない。言葉はうまく使えなくて話した後あたふたしてしまう。東京に来てうまくいってなくて苦しいと感じてたことも、それでも自分には歌しかないこともピタリ言い当てられて、はいって言えたのかなと思うと本当に師匠ありがとうという気持ちになる。あとこの生きづらいだろってセリフ原作になくて、俺節を好きだった学生の頃に福原監督が言われたって言葉。入れてあるってパンフに書いてて、ここぞというところに入ってて目頭押さえた。
給料はないぞ。はい!
何か聞かれるのは苦手だ余計な質問はするな。はい!
はい師匠!ってオキナワ参上。
コンビですって2人で弟子入りする。
階段を上る大野さんに師匠!って呼び止めるコージ。
フフッて笑いながらついてきなと歩き出す師匠の後を追い、オキナワのほう振り返りながら嬉しそうにするコージがかわいくてかわいくて。オキナワの「悪りぃけどつけといて!」に「奢ってやるよ!」って言ってくれたり、コージのこと後継ぎにしなって言ってくれたり、お店のお客もすっごく良い人。コージの歌がそうさせたのか、あまりにも不器用なコージが親心みたいなものをくすぐるのか、この時代のあったかみってこういうもよなのか。いずれにせよコージは恵まれてる。ありがとよ~ってサラッと言えるオキナワの要領の良さはコージが生きてくうえできっと大事な要素。
●ラストにつながる横丁のシーン
ここにいるよー!
へらへらしながらゴミ袋の中で寝ていたコージが突然起き上がる。
歌って、届かなかった。力不足。
もうさんざん歌ったからいいと。人生おしめえだと。
ここで「通用しなかった」とか「オラの歌わかるやつなんていねぇんだ」とかじゃなく、「届かなかった」に後から安田章大みをじわじわ感じてうるっとする。原作途中までしか見てないので元々なのかオリジナルのセリフなのかわからないけど、いつも 言うでも歌うでも伝えるでもなく届けるって言葉を選ぶ安田章大が好きなタイプなので。原作序盤で流しがうまくいかない時は、あの店ダメだ演歌なんかわかっちゃいねえのよってしょーもないこと言うんだもんコージ。真摯に向き合ってみたけどダメだったって打ちひしがれたんだなあって。
流しで食べていけず仕事を探しにきたはずの大野が口を開く。
俺は流しとして客のリクエストに応えられるようレパートリーは千曲以上ある。しかしそれは歌か?いや、歌じゃない。楽譜だな…たぶん。それが俺の声になって初めて…
陛下「歌になる!」
いや、歌じゃない。音になる。その音がお前の耳に届く。まだ歌じゃない。心に届く。惜しい!まだ歌じゃない。何十年か経ってそのメロディがふと誰かの頭に浮かんだ時、それが歌になる。お前が歌ってたかどうかなんて、今すぐにわかることじゃねえ。
さんざん歌ったなんて言えたことかと大野が声を荒げる。
もう、誰のために何をどう歌ったらいいかわかんねぇんですよ!!コージも涙声で反論する。
コージは世の中とっくりかえしたくて青森から出てきて、自分のために歌うんじゃなくいつのまにか誰かのために歌うことばかり考えてたんだなって。教えを吸収して歌は誰かに届けるものだって。前よりずっと歌を大事にできたんだなあって嬉しくなる反面、わからないって言うのは完全には諦めてなくて足掻いてるんだって伝わってきて苦しくなる。
そんなコージくんにぴったりの歌がある、と下手階段から登場するのが北野波平。
ざわつくみれん横丁のみんな。
北野波平じゃねえか!?ザワ
ああ失礼、サングラスをかけていては誰かわかりませんね。
北野波平だよな!?ザワ
私、北野
波平だぁ~!!!駆け寄る横丁のみなさん
いや茶番挟むのうますぎるし横丁のみなさんタイミングが抜群すぎるから成立するんだけど、しんどい中にコミカルさが途絶えないの秀逸。
オキナワが閉じ込められた北野邸でホウキを持ちながら作った歌。
この歌が否定されたら俺の全てが否定されるような、そんな歌をかいた。頼むから見る前から否定しないでくれよ…って訴えるオキナワが真摯で必死な目を見せるこの瞬間、きっと全員がオキナワを信じたくなる。
コージはデビューもオキナワもテレサもなくして、
自分だけになったのに自分のことさえ重荷に感じてんだ。まだ何か背負うなんておっかねえんだ
って泣きながら叫ぶ。
勘弁してけろ…
って消え入るように泣きながらオキナワに土下座する。
全部欲しがったはずのあのコージが、全部捨てたのに上手くいかなくて、もう何も持ちたくないって。切なくて切なくて。本当は大事なもの手放して万人ウケしようと自分を変えた時点でコージがみんなを惹きつける力は失ってたと思うんだけど、コージらしさを発揮して助けようとしたいくよちゃんとのデビューが潰れた。戊亥さんにも顔向けできなくなった。だからもう何も持ちたくないって。背負うことしか考えてないコージがあんまりにも不器用で、もういい、とかやらない、じゃなくて"おっかねえ"って言うコージが愚直で切ない。おっかねえ、ってことはオキナワの作った歌と乗せた気持ちがとっても大切なものだって直感でわかってるから、また自分が潰したくないってことだよね。
(あとね、オキナワが もう吐いたゲロだ って言うの。吐いた唾よう飲みませんわ の破門 横山さんを思い出したから、覚悟のこもった一途な心持ちの人からしか出ない言葉だなって。余計にオキナワの本気伝わってきた。)
あんなに立ちたかったステージに、俺が必死に取ってきた枠だぞ、穴埋めだって戊亥さんに言われて罪滅ぼしのために立つコージ。
リハも曲も尺も適当。いくよちゃんをバラエティに出してもらうためにプロデューサーにゴマする戊亥さんが、せいぜいみなさんにご迷惑かけないようにな、って残して去っていく。チャンスくれたんだよ、コージがどんな形であれいくよちゃんのアイドル魂を大事に思って郁代ちゃんを助けようとしたこと戊亥さんは評価して、まだ魂の火種が残ってるってステージに上げてくれたんだよ、って思ったのに。コージはハイ…って情けない笑顔と声で答えてさっと背中を向けて下がる。
ここが寂しげな情けない笑顔なのポイントだと思うんだな…ただ落ち込んだような顔とか不満そうな顔だったら、コージしっかりせんかああ!ってこっちがコージにイライラしちゃいそう。この顔みせるからこそ、コージの戊亥さんに対する罪滅ぼしの気持ちとか歌に対する未練とかまた歌うおっかなさを感じられて、見守る手に力が入る。演出だとしても安田章大の芝居だとしてもやばい。
プラギャラファンの野次の中、星影のワルツをぼそぼそ歌うコージ。すぐ終わりますから、カラオケテープの1番目の曲。なんっっっだその自己紹介は!!!!ってモヤモヤした気持ちで見てると、オキナワが下手の扉から入ってくる。
おい!コージもういっかい歌え!!
思わずステージに上がるオキナワ。
(実際に客席から板の上に上がる。演出最高)
俺もっと歌えるの知ってるからさ!!
背中を向けるけど振り返ってマイクでオキナワにもういいと一言残し去ろうとするコージに
待って!!
あの声。
ウクライナに帰る前最後の時間、
なんであたしらなんだよ…あの男だろ!?
ってマリアンはいつだって泣かせる。みんなでテレサのこと連れてきてくれた。チラシみつけてまた人肌であっためてくれてた橋本さんありがとうすぎる…
野次に
ちょっと静かにしてけろ!!!
って涙浮かべて叫ぶコージ。
"やっぱり出るのな声~テレサのことになると"
ねえ、オキナワ。
あの声に反応して顔つきが変わるコージ。
テレサ!?まだ日本にいたんだべか…?
なぜか橋本さんが答える。
そー!でもこれから強制送還で成田に行く途中ー!
橋本さんほんと最高。
いつもコージの歌が頭の中で流れてました…
って言うテレサ。
いつもいつも、いつもいつもいつもだってさ!!
2人を支えようとするマリアン本当に毎回泣かせる…
オラの歌が頭の中で…?
コージの頭にも、みんなの頭にもきっと、大野の言葉が浮かぶ。
でもさっきの歌、良くなかったね…
いつも流れてた歌はあんなじゃなかったよ
必死に伝えようとするテレサ。
テレサ!全部言えよ!ってオキナワが背中押す。コージの背中もそうやって押してくれてたよね。
でもなんて言ったらいいかわからないって言うテレサに、プラギャラファンの野次が復活する。
声量にも、テレサの魂にも、何かをたぐろうとする姿にも、あの場の全員が息を呑む。
それでも言葉にならなくて、
あー!!叫びながらコージに手を伸ばすテレサ。
応えるように返すコージ。
言葉にこそなってないけど、2人のあの叫びは歌だったよ。頭になのか心になのか、こびりついて離れないから。表情も涙も声も。
ポツリと話し出すテレサ。
今わかりました…
コージの歌に足りなかったのは私。私です。
コージに迷惑かけたくなくて
私は私を頑張ろうって思ったりもしたけど
じゃあ私って何って思ったりもして…
コージには私が必要で
私にはコージが必要
(セリフは着実に追いたい派だけど叫ぶところから泣きすぎてちゃんと覚えてない)
オキナワ…!?
目を見開いてポケットからぐちゃぐちゃのあの楽譜を出すコージ。
この歌…テレサと2人で作ったんだべか!?
オキナワも驚いた顔で
いや、俺1人で作った。
意を決したコージ。
下を向いてるけど、床に声を叩きつけるように呼ぶ。
オキナワ!!!
おう、
コージに近づきやってやろうぜとギターを構えるオキナワ。
1人でやらせてほしいとまっすぐオキナワの目を見るコージ。
雷の音がして、雨雲が近づいてるのを知らせてくる。
一瞬止まるけど、フッと笑って
安もんだ、濡らしていいぜ
とギターを貸してくれるオキナワ。
コージの目に火が戻った。
ギターをかりて、ぐちゃぐちゃの楽譜をマイクスタンドに貼り付けて、野次の中
もう1曲歌わせてけろ!!
テレサが登場してからコージは苦しい顔、泣く顔、テレサと想いを共有したいのに2人とも言葉が出ないもどかしい顔、切ない顔、表情だけじゃなく仕草と声色まで全てくるくる変わる。これって器用なんじゃなくてコージとして生きてるから溢れ出すんだよねきっと。オキナワ!って叫んでから、目にも表情にも火が宿って全身からあのコージの熱が戻ったことが感じられる。すごいよ。
あとはもう。
土砂降りの中歌い出す俺節。
自分がどんな感情なのかもわからなくて、勝手に歌い出しから涙が出る。鳥肌がたつ。何回聴いても、いつも。その前から泣いてるのに、ここで一気にまた涙が出る。
演出どころの騒ぎじゃないんだ、すごい量の雨が土砂降りでコージの上に降り注ぐんだよ。オキナワが後ろで見つめる顔が優しくてたまらない。
でも
すみません!時間です!!
テレサは連れていかれてしまう。
名前を呼ぶでも気持ちを伝えるでもなく、手だけをコージの方に伸ばしてテレサは去って行く。
コージはテレサの方を向くけど、
マイクに戻って最後の一節を力の限り歌い切る。
涙が止まる術をだれか教えてほしい。
テレサは俺とお前で俺だから、ってコージから聴けたことで、2人の想いはひとつたったつて受け止めることができたのかな。コージがテレサ、会いてえよ…って言ってたの、歌から聴こえたかな。コージの歌に魂が戻って安心したのかな。頭の中で流れてた歌に、コージに、もう一度出会えて嬉しかったかな。それでも帰らなきゃいけないの、どれだけ苦しかったかな。会うのは…と言ってたのに、最後に会えて良かったのかな。
コージはテレサの元に駆け寄ってまた止めたり、名前を呼び続けたり、いつか迎えに行くって言ったり、途中までならどれもしそうな人だったね。お別れを受け入れることができたのかな。去って行くテレサを見つめる間、何を思ってましたか?うまく言葉にならなくて、やっと喉から出てきた、最後の最後に振り絞って歌い上げた俺節は、絶対テレサに届いてるよ。
翌日、新聞記事はプラギャラのことばかりで。
コージの記事が何でねえんだ!?
この新聞おかしくねえか!?
誰か別の新聞拾ってこいよ!!
俺たちだけでもお前の歌で震えたぜって言ってやろう…
横丁のみんなも実はコージのステージ見に行ってくれてて。
昭和のあったかさってこういうこと?
みれん横丁のスターだー!
指差した先には
いいんだよ!ってスタスタ歩くオキナワと
だども~って てこてこ歩くコージ。
ばっちゃの背広を着てね。
うわあ~って駆け寄る横丁のみんな。
ここでもコージの背広めくって何か無いか探してる人とかいるし横丁のみなさんの芸は本当に細やか。
オキナワが顎でしゃくって手をひゅーいっとするのを見て、
まあいっかあと言わんばかりの柔らかい笑顔で新聞をポーイと後ろへ投げるコージ。
オキナワとコージが顔を見合わせ、
コージは右手を頭の後ろに当てて
オキナワは膝に手をついて
頭を下げる。
最高のラスト。
きっとまた2人でぶつかりながら挫折しながら、でも歌は捨てずに生きていくんだろうなって。明るくなった空と、少し活気が戻った横丁も、きっとそんな未来を後押ししてくれてんだ。
●セット、アドリブ
・命くれないは左上のプロジェクションマッピングに歌詞が出てる。原作そのものって感じ。
・スナック?の壁のメニュー
横丁ビール冷えて〼
飲んでるビールのラベルも黄色地で横丁ビール
・カラオケに台頭されてく象徴的なシーン
鳳仙花歌ってる間はちゃんと歌詞追うテロップが出るのに、終わったら画面がカラ俺になってる。
・出前取るよ!何にする?って聞かれたテレサが手を取りながら頼むのが麻婆豆腐→盛り→海ぶどう
それに毎回中華だよ!蕎麦屋にあるかな!?とか、
また盛りそばかよ好きダネ~とか、
沖縄かよ!蕎麦屋にねえよ!とか、
アドリブで返すのすごいしほんとおもしろい。
・ビール飲むシーン
テレサが新しい仕事のこと、「今日もピクルスピクルスピクルスピクルスピクルス…あと私の髪の毛!匂いを嗅いで!」って言うとコージが後ろに立ってて髪の匂いを嗅ぐ(とても顔が近い)
コージ「ピクルスぅ!?」って髪に匂いがうつるほどお仕事頑張ったんだ報告するテレサに「大丈夫気になんねえよ♡」だったり「大丈夫、良い匂いだよ♡」だったり、とにかくテレサに甘い。
コージ!コージコージコージ!って部屋にビール取りに行くテレサはうちわでコージをぺしぺししたり、手で肩をチョンと触ったり、すっごくかわいい!
コージもコージでいっぱい(名前)呼ばれたあ~♡(首コテン)とか、楽しみにソワソワしてるだけとか、毎回変わってて超かわいい。むり。
ジャーーーーン!ってビールを2本出してきて
2人で「かんぺー♡」するんだけど、
オキナワが「あ~飲みたかったんだよ」的な返事をしながら2人だけで飲んでるところを見つめる顔と温度感が最高なんだ。毎回オキナワがバッチリすぎるんだ。
あっっ!ってやすだくんが首を前屈させながら口元拭う仕草がすごくコージ。
テレサが「オキナワも飲むか!?」って差し出すんだけど、
「いーよいーよどーせ2本しかないんだろ!?」って言うから
コージが「オラ達は」テレサと「2人で1本でいーすぃ」とことんラブラブ。
オキナワが受け取って飲むんだけど、
テレサ「先にどうぞ」
コージ「テレサが先にどうぞ♡」とか、
「テレサが飲むところ見た~い♡」とか、とにかくラブラブ。
「俺やっぱ外で飲んでくるわ!!」ってつっこむオキナワのタイミングと表情と声色がほんと最高なんだ~~~!
・プラギャラファンの上手の人が、雨降るなんてヤン坊マー坊言ってなかったわよね!?って毎回言ってたんだけどあれって福原さんもしくはあの演者さんの心意気なの?何なの?ありがとう!!!
だって3時間半全てが最高だから、
まだまだ全然足りないし、
こんなんじゃ観てない人に伝わんない。
安田章大を観に行ったはずなのに、演者さんキャラクターみれん横丁、俺節カンパニー丸ごとの大ファンになって帰ってくるの、幸せの極みじゃない?
もう台本がほしい。
円盤がほしい。
カバーアルバムがほしい。
サントラがほしい。
TBSさん、よろしくお願い申し上げます!!!!!
2016.9.11 32nd Happy Birthday dear Shota Yasuda
2016.9.11 Sun
安田章大さん
32歳のお誕生日おめでとうございます。
トーキョーライブ24時でやすだくんに気づいて2年半。関ジャニズムでやすだくんに初めて会って、あっというまにおっこちてから1年と9ヶ月。9/11がこれまでの何倍も大事な日になりました。32年前から今まで、キラキラと生きてきてくれてありがとう。
今日この日に思うことをとめどなく。
トーキョーライブでたまたま目にしたやすだくんは、ド派手な衣装を着てテンション高くナナナに近寄りまくりで話す変な人だった。それでも相手の話の聴き方引き出し方が上手で、自分の意見を持ってるけど相手を尊重して控えめに提案するっていう話し方。相手のこと大事に想ってるんやなあ、初対面でしょ?って思わせる話し方。くるくる変わる表情。こんな人関ジャニ∞にいた?って全く思い出せない中で、強く印象に残った春。
いっかい行ってみたいなあ、って昔の同級生に連絡してたまたま5階席に入れてもらえたナゴヤドーム。すごく惹きつけられて、思わずMステはさんで翌日のチケットを探して3塁アイスクリームのやすだくんサイドに入った関ジャニズムの冬。あんなに急激に惹かれたのはここにある熱いモノが似ているからなのかな?って錯覚するほど、この人たちのライブに何かがあった。強く強く強く惹かれた冬。
曲が作れて歌詞が書けて、絵が描けてギターが弾けて。歌もダンスも上手くて、空気のようにMCを過ごすこともあれば全員につっこまれるような天然発言までできて。演技も一級品。何よりかわいいとかっこいいと色気だだ漏れをくるくる使い分けるやすだくんは天性のエンターテイナー。
天才だけど努力を惜しまなくて、しかもそれを見せてくれない。ジャムにはここが難しくてとか苦戦してる姿とかが映るけど、そこにやすだくんの姿はほとんどない。本番はカッチリきめてくるし、ダンスもギターも歌も理解したり自分に入れたりするのが早い方なんだと思う。それも才能。だけど関ジャニズムのパンフレットで書かれてるジュリエット通りのこと、カゴツルベの話をするA-studioのやすだくんを見ると、苦しくってもがいて悩んで上手くいかなくて、それでも努力を続けてるんだなと察することができて心配な反面ほっとする。もちろん誰にでもそんな場面はあるだろうけど、やすだくんは自分の中でくすぶらせて身体に出てるんじゃないか、いつか優しい大っきな心が壊れるんじゃないかなって心配になる。体調崩して裏で吐いててもみんなの前に笑顔で現れたって鶴瓶さんが話すエピソードも、優しいねなんて一言じゃ片付けられない。そうまでしてみんなを大切にするなら自分のことも大切にしてよって思ってしまう。メンバーがいてくれて良かった、声かけてくれるひなりょがいてくれて良かったって関ジャニ∞に感謝する。片や、ああやすだくんにも上手くいかないことあるんやなあとか、繰り返し挑戦し続けてるからより一層キラキラしてるんだとか、スッと出来てしまう完璧人間じゃないんだってことに何故だかほっとする。だから個性バラバラな関ジャニ∞はいつまでも刺激しあって高め合ってより素敵なものを魅せ続けてくれるんじゃないなって期待も生まれる。
みんな大好きALL IS WELL。
まともに聴けないと言い続けてる曲。
やすだくんが作った曲だから繰り返し聴きたいのに、JBのDVDを観てから聴けなくて。
9年間支えたエイターに、今までのありがとうをこの愛で返します、ずっとついてきてねって。"ありがとう今でもずっと全部伝えきれず だから ここに帰ってくるよ"って、9年間ましてやJBすら行ってない私は、このありがとうの曲を聴く立場にないんだよねってずっと思っていて。おかえりって言える場所に私は入ってないんだよって。たっくさんの感情を込めた表情で歌うやすだくんを斜め後ろから見るような気持ちになって、いろんな感情がごちゃまぜになって涙が出るから聴けなかった。"エイター"にはいつになったらなれる?この先10年応援したら?何に貢献したら?ってくすぶらせてきた。
でも2年ほどみてきていざ久しぶりに聴いたら、ああやすだくんはいつだって誰かを大切にしてるから、今までもこれからもついていく人には愛を返すよって言い続けるんだろうなと。私がやすだくんを知らない間も、関ジャニ∞を支えてきてくれたエイターさんに最上級のありがとうを。ただそれだけになった。
人の話をちゃんと聴く、相手の話を引き出すって至極難しい。やすだくんは相手を尊重して人となりをまるごと受け容れるから、相手が何を言っても大丈夫かなと気を許す雰囲気を作れるところを本当に尊敬してる。距離のとり方は慎重ではないのに雑じゃない、絶妙な加減で近寄って、気づいたらもうその人の内側にいるんだろうな。やすだくんの大きな器と優しさが成せる技。誰もを大事にするやすだくんが大好き。
それだけでひとつの楽器のようなエフェクターをこだわって器用に使い分けて、どんどんギターのテクニックを積み重ねていくミュージシャン。主旋律も上ハモも巧みにこなして、アクセントのつけ方もブレスも声色もパッと変えられる歌声に翻弄されっぱなしになるボーカル。誰よりも高く足を上げて、誰よりも指先までピンと伸ばして、体幹も柔軟に使いこなせるダンサー。ポロっと言うひとことが爆発的におもしろい天然さん。男前で、かわいくって、色気出しすぎで、あったかくて、優しくて、時折ドキリとする低音やキッとした目線もあって、どれも全部併せ持ってるからやすだくん。上を見上げて、端まで歩いて、全身で手を振ってみんなに笑顔をふりまいてくれるやすだくんが大好き。
あの 音と光と声と素敵な7人組がつくる、涙と幸せと笑顔いっぱいの空間の彩りを"アイイロ"と表現しても許されるのなら、"愛し合おう"と叫ぶやすだくんの言葉を鵜呑みにして良いのなら、早くライブで会ってアイイロにまみれたいです。
いつも笑顔と元気と幸せをありがとう。
一生届かなくても好きだと言い続けます。
好きだと思うことがエネルギーに変わるって教えてくれてありがとう。
やすだくんを知ってから涙もろくもなりました。優しいお友だちも増えました。楽しい時間がこんなに隠れてたんだって驚くくらいいっぱいになりました。
好きな人がやすだくんであることは誇りです。
何よりやすだくんが、ひとつでも多く納得のいくお仕事が出来て、音楽に浸かって、好きなように絵を描いて、笑顔と幸せいっぱいになりますように。
4/29 スキャナー 記憶のカケラをよむ男初日舞台挨拶@丸の内TOEI
2016.4.29(金)
9:45 @丸の内TOEI
主役ではないものの第三のキーマンとして紹介されていたやすださんにどうしても会いたく、お友だちのおかげで丸の内に。
やすださんと素敵なキャストさんたちのお話覚え書き。
9:45の回は1階席のみの劇場。
右後方のお席で若干の傾斜があり舞台がよく見えます。
まずは映画の上映。
予告で疾風ロンドの映像が流れ、倉安ちゃん!!!とわくわくするオタク。まさかの共演。疾風ロンドの予告では破門の映像が流れたりする時期になるのでしょうか…関ジャニ∞売れっ子すぎでは??
ラスト15分の衝撃という煽り文句。
小説も我慢し、さしてその衝撃には期待せず観たもので、口をあんぐり開けたままラストを迎えた次第。脚本家の方にこの衝撃をどう伝えたらよいものか。とにかくびっくり。そしてラストのセリフ。ガチコーンときました。
上映が終わると、最寄りの扉前に男性スタッフが立ちました。(まさかここから入場されるのでは…!?)とドキドキ。(気のせいか外で笑い声が聞こえる…やっぱりここから入場!?)と更にドキドキ。
明転し舞台上にアナウンサーの方が。
では登場していただきましょう!と拍手で迎えると、舞台袖から1列で入場されます。
先頭から金子監督、花ちゃん、萬斎さん、やすだくん、ちすんさん。
萬斎さんは濃いブルーというかネイビーの上下でロングジャケット
やすだくんは
濃い目のブラウン上下スーツ
チェックネクタイ(目にしたレポではアーガイルだったようです)
左耳ゴールドのピアスがキラキラして横顔見えるとキラってします
また焼けた?な小麦のお肌
指輪はなし
(ネイルされてたようです)
金髪重め前髪圧倒的勝訴!!!大好き!!!
そして根元が黒いです。
靴は黒?
以下覚え書きなのでニュアンス。
メモとか取ってないので。
順番とかごちゃごちゃ。
主にやすだくん。
造る人のお話を聴けたのがとても嬉しかったなあ。
挨拶
朝早くからお集まりいただきありがとうございます。ちすんさんとも話してたんですけど、上と下の劇場で同じ作品をやってるっていうのはすごいことですし。(もっともっとこの作品をたくさんの人に見ていただきたい、よろしくお願いしますというような)
佐々部の役を演じてみていかがでしたか?
ー僕が衝撃でしたよ。女性らしさというか、どうしたら仕草とか、雰囲気を出せるんやろうなと…最初の方でね、男の人を殺すところがあるんですけど、それも僕がやってるんですね。監督にどうします?って相談しようと思ったら、現場はいってやってみよかー。って言われて。
(答えてるときはアナウンサーの方、監督のお話をしてるときは監督の方を向く。手が動く動く。)
ー(監督)でもね、自分の出てないシーンの時でも来てくれて。あのね、CMも出てたしね。
ーああ!ご存知なんですね!!あのCMを!!
女装はどうでしたか?
ー(花ちゃん)あ、あのー、すごい似合ってました。
[会場、笑いとぱらぱらの拍手]
ー(やすだくん)まばらな拍手ありがとうございます!
ー(花ちゃん)髪も長いし、スカート履いてて、ヒールなのに後ろから見ると男の人だからおもしろかったです…
ー(やすだくん)どうかなーと思ったんですけど、けっこう男でしたね!すね毛は剃りましたよ!!
萬斎さんと共演してどうですか?
ースキャニングするシーンの表情っていうのは、(自転車に手をのせるシーンを再現するも、サドルをなぞるはずが、手がわしゃわしゃしてる)台本読んだときにはどうやってこのシーンを演じるんだろうって思ってたんですよ。監督と相談されたんですか?
ー(萬斎さん)入って、…ね?(女装も)いきなりやったでしょ? (萬斎さんも現場に入ってやってみよう、でのスタートだった模様)
ーまあまあ、(笑)それをね、いとも簡単に、やってるように見せるというのは。だから、簡単なように見えることが難しいんだっていうことを、皆さんはぜひわかってくださいね。
監督から見てやすださんの演技は?
ーすごく真面目に、芝居がしたいという強い姿勢があったので、(一緒にがんばろうと思った、というニュアンスだったと…)
ー(やすだくん)あー、あのー…ありがとうございます。いやー…褒められると人って何も言えなくなるんですね。(がんばりました、というようなニュアンス…)
印象に残ったシーンは?
ええ〜…(マイクもって頭かく)
何だろう〜…(高い細い声、会場から笑い声でる)
もちろん最後のシーンもそうなんですけど、萬斎さんがくるくるまわるんです。萬斎さん…仙谷に警察手帳だしてちょっといいですか?って言うシーンがあって、それをこう避けながら萬斎さんがくるくるまわるんですけど、萬斎さんと初めてお会いしたシーンで、
僕あの日が撮影初日だったんですね。(萬斎さん:みんな初日だったね?って花ちゃんにぽそっと言う)あの日が初めてお会いしたんですけど、台本には書いてないキャラクターをここまで萬斎さんは作られてるんだなあって、すごいなあって感動しましたね。
(花ちゃんが通り過ぎる萬斎さんをくるくる回していて、それが身体に残っていたのでやってみよかなと思われたそうです。回すのがうまいんですよ〜!とおっしゃり、花ちゃんはニコニコ笑っていました。やすだくんは2人の会話を、そうなんや〜とニコニコ見ていました。良い現場なんだろうなっと思いました。)
やすださんは、
ーはいはいはい!?(萬斎さんの方向いてた、話ふられて頭ぶんぶんして天然出してた。非常にかわいい。)
役作りについて?
ーすね毛を剃った以外はないですね!!笑
この役をやるって聞いたときはどう思いましたか?
ー僕はこういう役をやるんだなーって思いました。(会場笑)
本当に、そのー、本に書いてあることが全てだと思うので…心がけたのは、普段僕が猫背なので背筋をまっすぐにして立つことと、重心を左右じゃなくて両方にかけて立つとエリートに見えるんじゃないかなっとは思ってやりました!!
でもね、仙石に近づくわけですけど、前半捜査している時は佐々部は悪いことをしているつもりはなくて、正義感から動いていると思うので、エリカのことは考えないようにしてましたね。(佐々部の持つ2つの側面を分けて演じていた、ということをおっしゃってました)
現場に入って、いろいろ学ばせていただいて、まだまだだなあと思いましたし、勉強になりました。
○男性を殺しにかかるシーン、アクションはやすだくんで声はちすんさん。声だと男ってわかってしまうので、とやすだくん。
○ちすんさんは、犯人なのかそうでないのか惑わそうと思って演じてらっしゃったと。でも怪しすぎて絶対違うと思った、というお客さんの意見を見て、やりすぎたかなあと思われたそう。
(そこに、やすだくん:でもあのー、犯人がわかってからとその前と、ちすんさんの表情が違うと思ったんですよ〜と。やはり自分の出てないところもしっかり見てる!)
○ちすんさんとギターのお話をされていたそう。萬斎さんも弾けるとのことで、(萬斎さん:最近のギターは?それ知らな〜い!)というような会話があったと。趣味のお話もされてたんですね!あっ、やすださんはお仕事ですけど。ってアナウンサーの方がおっしゃっていて、やすだくんがギタリストだと認知されてることが個人的にとても嬉しかったです。
○萬斎さん、宮迫さん、花ちゃんのトリオについて。花ちゃんは本読みの時に2人に任せておけば大丈夫だな、と思ったそう。萬斎さんがおじさん2人とね、JKが!!と、JKと言うのを気に入ったようで何度も声高に話していたら、(やすだくん:JKて!!女子高生て言うてくださいよ!!)と地声でツッコミ。
上映後で、かつカメラも入ってないので、ネタバレ気にせずいろいろ裏側をお話してくれました。やすだくんにお話がふられることも多くて、でもやすだくんは他の方にマイクを、とかツッコミ入れて盛り上げよう、とかいつもどおりの気遣いやさんでした。
キャストのことは萬斎"さん"って呼ぶけれど役名は"仙石"って呼ぶところ
喋り終わるとすぐマイクを次の人に渡すところ
いいですいいです、って地声で話そうとするところ
背のびぴょこぴょこしたり、手を前で組んだり後ろで組んだりベルトいじったりしてるところ
お話する方の人をよく見てツッコミ入れてるところ
だから横顔をよく見たなあって思い返されるところ
横顔にピアスがキラキラ光ってやすだくんがきらめきの鱗粉をまいてるのかなって錯覚するところ
時々ちすんさんや萬斎さんとこしょこしょっと話して笑いあってるところ
好きなやすだくんがたくさんたくさんいました。あとやはり、何かを創っている人のお話を聴けることほどぞくぞくすることはないです。素敵な時間でした!ありがとうございます!
以上!
好きになってからというもの、長い黒髪期間から一瞬のメッシュ→突然の黒→赤→赤みの残った黒→刹那のメッシュを経て、念願の金髪前髪ありのやすだくんに会えてとっても嬉しかったです。恐悦至極とはこのこと。お辞儀すると見える黒い髪から、やすだくんが毎日の時間を積み重ねていることを知ってやすだくん好き…!ってなるタイプのオタクです。幸せでした。